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久々の映画感想です。
って言ってもDVDですが(笑)
何かねーDVDって映画項目に入れるのすっごく躊躇するんですが、これなかったらまぁ実際殆ど意味を成さないカテゴリーになっちゃうので。
知名度はピンキリですが、興味あるものは公式サイトなんかで調べてやってください。

で。
今日はイキガミです。
前々から見たいなーと思っていたのですが、最近めっきりツタヤに行かなくなってしまい、借りる機会ありませんでした。
ジャンルで言うとこれはSFになるんだと思います。

「国家繁栄維持法」で千人に一人の確率で選ばれた18歳から24歳の若者の命が奪われる世界で、厚生保健省の国家公務員・藤本賢吾(松田翔太)は、死亡予 告証、通称“逝紙(イキガミ)”を死亡者に配達する仕事をしていた。しかし、死亡する人間の最期の輝きを目の当たりにした彼は、説明しがたい葛藤に苦しみ始める。
(Yahoo映画から抜粋)

舞台は「国家繁栄維持法」という架空の法律がある日本。
小学校への入学と同時に受けさせる予防接種に1000人に1人がランダムに死ぬ小さなカプセルが混入しており、これが時限爆弾のように時を待ち、18歳から24歳の間のいつかに破裂する。
いつカプセルが破裂するかを知っているのは政府のみであり、対象者には死亡予定時刻の24時間前に『イキガミ』と呼ばれる死亡予告証が渡される。

「××法」っていうのを見ると何だかとってもバトロワな雰囲気が漂ってます。
まぁ内容も国家反映の為~みたいなので結構雰囲気バトロワだったんですが(しかも取り巻く人間の様が不気味なところとかもかなりね)オムニバス形式での物語になっているので、作風は死神の精度みたいな感じでした。
主人公が傍観者っぽいところとかね。
あと主題歌が作中重要な位置づけの曲になってるとかね(笑)
一応上記に書いてある国家公務員の藤本賢吾が主人公なのですが、オムニバスとして見るならイキガミを届けられた残り24時間を生きる人が主人公になってるんだと思います。

で。
原作読んでないので映画のみを見た感想しか言えないんですが……えっと、泣かされました。
ざっと見てしまうと各主要人物(むしろオムニバスでの主人公)に残り24時間を告げるという言わば余命モノとなんら変わりないのですが。
余命モノはイマイチ好みじゃないので、今回も期待してなかったんですがくっそー何か悔しいですね。
色々突っ込みどころ満載だったはずなのに、最後ではどうでもよくなっちゃったりして。

作中でイキガミを受け取るのは3人。
三者三様のストーリーとドラマ性があるので必見です。

全体を通してとても悲しい物語なのですが、最後に見える僅かな希望やどこか心に残る三者のエピソード。
上映時間は2時間ちょっとなので、この時間でこの内容だとかなり濃縮されているのではないかと思います。

お時間おありの方は是非DVDでもレンタルしてご覧くださいませ。

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